
旅行2日目。予約していた車で万里の長城に向かった。
万里の長城はとてつもなく長い。(現存している部分は約3,000km。日本列島の直線距離以上。)いくつかのハイキングスポットがあり、どこに行くかを選ぶ必要があった。
万里の長城、どこのスポットに行くか?
①八達嶺長城(日:はたつれいちょうじょう 中:バーダーリン チャンチョン)
王道スポット。観光客用にケーブルカー・手すり・スロープ等が整っている。一番アクセスがいい。北京北駅から40分。最も混んでいる。
②慕田峪長城(日:ぼでんよくちょうじょう 中:ムゥティェンユィ チャンチョン)
↑よりも空いている。降りるときにスライダーが使える。北京市内から観光シャトルバスや車で1時間半程。
③金山嶺長城 (日:きんざんれいちょうじょう 中:ジンシャンリン)
最も美しいといわれている。空いている。観光シャトルバスだと一本。車だと2.5時間から3時間程。
ロープウェイは①②③どのスポットもあるが、その日動いているかは別の話。
Klook(クルック)でプライベートツアーを予約
とにかく楽したかったので、今回は車をチャーターすることに。その結果、チャーターしがいのある遠さの③金山嶺長城に行くことに。Klookというツアー予約サイトを利用した。


もともと9時間までのツアーにしようと思ったが、モタモタしていたら2日前ぐらいに売り切れてしまった。それで10時間あるプランを選択。結局、私たちは10時間を過ぎたので、ちょっとでもだらだらしたい気持ちがあるのなら長めに見といてもいいかと思う。二人で車一台のチャーターで、28432円。万里の長城のチケットはツアー料金に含まれないが、一人65元(約1,530円)。事前に買う必要はなく、現地でドライバーさんが代わりに買ってきてくださった。
出発時間はツアーで最も早い7時以降を選んだ。朝ゆっくりしたかったが、どうやら北京市内は朝の渋滞がかなり激しく、出発が遅れると到着がかなり遅れてしまうらしい。
ホテルを出発
前日にドライバーさんからWeChat(中国で主流なチャットアプリ・ウィーチャット)で予約の最終確認があった。必須ではないが登録しておくと便利。当日ドライバーさんは6時45分にはホテル前に到着していた。7時過ぎに合流し、出発。英語は通じなかったが、スマホ翻訳でスムーズにお話できたので安心。
早朝から人気のごはん屋さんで朝食

出発してすぐに「万里の長城に着く前に朝ごはんを食べたいです。おすすめはありますか?」と聞いてみた。連れて行っていただいたのは、鴉児李記 涮肉 和平里店。Googleマップには載っていないローカルのお店だった。そもそも現地の人はGoogleマップは使わないのでAmapという地図アプリを使う。店内に朝日が差し込む、ものすごく良い雰囲気のお店だった。


注文したものは、
・羊雑湯(ヤンザータン)…羊の内臓のスープ。あまり食べたことのない味だが美味しい。北京ではかなり一般的。元気がでる系の料理。
・豆腐脳(ドウフナオ)…おぼろ豆腐のスープ。優しい味。
・牛肉包子(ニウロウパオズ)…牛肉の肉まん。
・糖油饼(タンヨウビン)…あんこ入りの揚げたてパン。ものすごく美味しい。餡子の甘さが控えめで、中身がお餅のようにモチモチ。その日のうちにまた食べたいレベルの美味しさ。
金山嶺長城(きんざんれいちょうじょう)に到着

山道の車酔いを心配していたが、爆睡していたので平気だった。
車ではチケットが必要な入り口まで連れて行っていただいた。大体朝の10時頃。
ドライバーさんとここで一旦別れ、後に待ち合わせする必要があったので、ルートを確認することにした。入口を入った先に分かりやすそうな案内板があったので、チケットブースのスタッフが彼を少しだけ中に入ってくれて、一緒に地図を見ながらルートを決めた。同じ地点に戻れることを確認後、解散。万が一のことがあっても電波が通じるため連絡がとれた。



3時間かけてのんびりハイキング



しばらく遊歩道を歩き、いくらか階段を上ると早速絶景が見れた。ポコポコとした山々の中にうねうねと長城が建つ。こんな傾斜に石を運んでくるのは相当大変だっただろう。北方の遊牧民の侵入を防ぐためのものだったらしいが、効果が労力に見合ったかは分からない。ただ長城は見た目が立派でかっこいいので、自分が侵略者だったら国力を感じて圧倒されるだろうと思った。意外だったのは空気が透き通っていて遠景までくっきり見えたこと。イメージの中の万里の長城はもっと霧とか雲とかに包まれていたムーディーでファンタジーなものだった。実際はそれよりもかなり現実感のある景色だった。




こんなにユニークな世界遺産なのに日本人観光客はひとりも見なかった。観光客はドイツからのツアー客と個人客がちらほらぐらいの理想的な空き具合だった。お土産を売っている現地の方もいらっしゃって、一緒に登るかたちになる。日々こんな高い所で売り歩いているなんて凄い。足腰がお強い。
途中にある敵楼といわれる見張り台の中を度々通った。日陰でひんやりした空間。ベンチなどもあって休憩もできそうだった。ただ物売りのおばちゃんに話しかけられるのが怖かったので、そそくさと通りすぎた。出発地点のお手洗いの前で夫を待っていた際に、ご当地マグネットと扇子を長時間披露させられたのが相当気まずかったので避けたかった。

基本的には歩きやすいので、ハイキングシューズは不要だった。ただかなり急な階段や足場の悪い場所あるので歩きやすい靴は必須。帽子も必須。歩いた時間は合計約3時間。途中で絵を描いたので、ルートにしてはかなりゆっくりめだった。ドライバーの方に夕暮れが特に美しいと言われたので次回は夕暮れに行くことにする。

コーヒー休憩


ドライバーさんと再会したのは午後2〜3時頃。朝食が早かったので空腹だった。しかしランチ処が近くには無かったため食事は夕食に集約し、一旦コーヒー休憩をとることに。少し下山したところにある観光案内所に立ち寄って、カフェラテを飲んだ。意外にも美味しかった。お菓子も売ってあったのでよくわからず買ってみたら、とんでもなく酸っぱいゼリーだった。
北京で大人気の羊肉しゃぶしゃぶの老舗・南門涮肉へ

ツアーの終わりに、夕ご飯のお店で降ろしてもらうことになった。有名な羊肉しゃぶしゃぶのお店・南門涮肉(中:ナンメンシュアンロウ)。ドライバーさんのおすすめでもあるが、中国人の友人のおすすめでもあった。北京に約10店舗があるらしい。こちらは天坛店。ドライバーさんが注文を手伝ってくださった。



注文した具材は
- 羊肉
- 牛肉
- 野菜の盛り合わせ
- 肉団子
どれも美味しかった。羊肉はあまり食べたことがなかったが、個人的に得意ではなかった。
印象的だったのが鍋の豪華さ。特別な日の食事といった感じ。店内は広く、結構お客さんが入っていた。豪華な食事でお酒まで飲んで1人2,500〜3,000円程。素晴らしい。
京东(ジンドン)モールへ
食後は、大型家電量販店・京东(ジンドン)モールへ。
中国の大手ネット通販の超大型リアル店舗。夫がロボットや最新テクノロジー好きで見つけてくれたスポット。




行ってみると、とにかく規模が大きい。見切れないほど物がある。しかも各フロアのディスプレイが凝っていて、歩いているだけで楽しい空間。日本ではあまり見かけない家電が多くてかなり楽しめた。




個人的に心躍ったのは↑キャンプでも最強のPC環境を!みたいなエリア。理想を形にしてる感じがとても素敵だと思った。


↑冷蔵庫型の販売機にQRコードがついていたのでAlipayを試してみたが、決済は成功したのに扉が開かなかった。しばらく格闘するも、結局扉は開かず飲みものは手に入らず。少額なので諦めたが、くやしかった。
朝7時から夜10時までの長い1日だった。北京の魅力をたっぷり感じられた、大満足の2日目。
明日は故宮・天安門広場・芸術区!
